装置の種類-千代田区・市ヶ谷の矯正なら飯田橋矯正歯科

装置の種類

矯正装置の種類について

矯正装置は治療を行うために必要ですが、その種類は数多くあります。当院では、治療中の痛みの軽減、装着中の見た目と機能的な構造の面から装置を選択しています。

表側からの矯正

歯列矯正用アタッチメント(クリッピーC)

※当院において基本となる装置

痛みの軽減

同社の従来の装置(ブラケット)より細いワイヤーとの摩擦が少なく、歯の動きを妨げないため、痛みが少ないといわれています。このような特徴を持つブラケットを“セルフライゲーション”と呼び、近年主流になっている矯正装置です。

装着中の見た目

白色のセラミックのボディとロジウムコーティングされたクリップからなり、歯との色調の調和や耐久性に優れ、ブラッシングや外来色素の影響を受けにくいのが特徴です。

機能的な構造

治療の初期の段階はワイヤーとの摩擦が少ないため歯の動きを妨げず、また歯の根っこ(歯根)を動かす段階ではワイヤーとの固定を強固にする柔軟さがあるため、矯正治療の5つの目的を達成するのに優れた構造だと考えています。

歯列矯正用アタッチメント(クリッピー)

構造は歯列矯正用アタッチメント(クリッピーC)と同様ですが、すべて金属でできているため、歯列矯正用アタッチメント(クリッピーC)の審美性の代わりに小型であり清掃性に優れます。

セラミックブラケット

装着中の見た目

白色のセラミックのボディからなり、歯との色調の調和や耐久性に優れ、ブラッシングや外来色素の影響を受けにくいのが特徴です。この装置の場合、治療の序盤ではホワイトワイヤーを無料で装着しています。ハーフリンガルの下顎などに多く用いられます。

目立ちにくい矯正

歯列矯正用アタッチメント(クリッピーL)

痛みの軽減

セルフライゲーションブラケットであり、厚みが非常に薄く装着後の違和感や痛みを軽減します。

装着中の見た目

歯の裏側に装着するため通常は見えません。

機能的な構造

治療の初期の段階はワイヤーとの摩擦が少ないため歯の動きを妨げず、また歯の根っこ(歯根)を動かす段階ではワイヤーとの固定を強固にする柔軟さがあるため、矯正治療の5つの目的を達成するのに優れた構造だと考えています。

マウスピース型矯正歯科装置(インビザライン)による矯正

インビザラインは透明な取り外しのできる矯正装置です。この装置の最大のメリットは、装置が透明であることです。透明な樹脂でできているため、装置を装着していてもまったく人目につきません。また、装置を歯に固定させる必要がないので、食事やブラッシング中は装置を取り外せます。

しかしながら、治療の難易度や患者さんの協力度によっては治療期間が長くなることや、適応外になることがあります。また、インビザライン完成物は医療機器法対象外であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外の場合があります。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  1. 治療開始当初は矯正装置による不快感、痛み等を生じることが多いですが数日から1~2週間で慣れる方が多いです。
  2. 歯の動き方には個人差があるため、想定した治療期間より長くなることもあります。
  3. 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正歯科治療には患者様の努力・協力が必要不可欠です。それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は、装置の装着により歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まるため、丁寧なブラッシングや、定期的なメンテナンスが重要になります。また、歯が動くと見えなかったむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことで歯根が吸収して短くなることがあります。また、成人の方の場合、歯の移動により歯ぐきが引っ張られ下がったようになることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着し、歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受け、神経が死ぬことがあります。
  8. 治療中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  10. 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯を削ることで歯の形を修正したり、噛み合わせの微調整を行う可能性があります。
  12. 矯正装置を誤飲する可能性があります。ほとんどの場合、問題ありません。
  13. 装置を外す際、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、被せ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 装置を外した後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  15. 装置を外した後、治療により変化した噛み合わせに合わせて被せ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやり直す可能性があります。
  16. 顎の成長発育により噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずの萌出などの影響で凸凹が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病等により歯を支えている骨が痩せると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる場合があります。
  18. 前歯を後退させた治療後に、ほうれい線が深くなったり、口唇周囲の皺が目立つようになる可能性があります。
  19. 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

未承認医療機器の使用について

●未承認医薬品等の使用・国内の承認医薬品等の有無について
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)は、医薬品医療機器等法において承認を得ていない医療機器になります。医薬品医療機器等法の承認を受けておりませんので、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
インビザラインのサポートソフトであるクリンチェックおよび光学スキャンに用いているこう口腔内スキャン装置iTero Elementは医薬品医療機器等法上の承認を得ています。

●入手経路について
マウスピース型矯正装置(インビザライン®)は米国アライン・テクノロジー社(Align Technology, Inc.)の製品となります。当院ではインビザラインシステムを、グループ会社のインビザライン・ジャパンから入手しております。

●国内の承認医薬品等の有無の明示
マウスピース型矯正装置はインビザラインの他にも様々な種類があり、その中には国内で薬事承認を得ているマウスピース型矯正装置もあります。
日本国内で医療機器と認められるためには、薬事承認されている材料を使用して、日本の国家資格を持った歯科医師または歯科技工士が製作したもの(歯科技工物)・薬事承認された既製品である必要があります。海外で製造されているマウスピース(インビザライン®)はあてはまりません。

●諸外国における安全性等の情報
インビザラインは、全世界で800万以上の症例数を持つ治療システムです。(2021年時点)
歯科矯正の一般的な個別のリスク以外でインビザラインに特有の重大な副作用の報告はありません。これらの国において、重篤な副作用の報告はありません。

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    03-6228-1487
  • アクセス・診療時間
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    11:00-13:30
    15:00-19:30

    休診日 木・日・祝日
    ◎ 9:30-13:30/14:30-17:30